この記事では管理職の僕が育休をとった時の体験談をまとめています。

管理職だけど育休取得をしてみたいと考える方の参考事例になれば幸いです
自己紹介と育休取得期間について
僕はIT系の上場企業でWebサービスの企画運用をやっている、36歳のWebディレクターです。
役職は管理監督職で6名のスタッフがいる部署を担当しています。
僕にはすでに3歳の子供がいます。
今回は第2子の出産で育休を2ヶ月取ることにしました。
なぜ育休を取得することになったのか?
第2子の出産ということで上の子の保育園もあるし、地方への里帰り出産は難しいと判断。
里帰り出産ができないとなると新生児と上の子の面倒、ママのケアをできる人はもう僕しかいないわけです。
だから、出産から2ヶ月程度の育休をとり家族のケアをすることにしました。



特に産後1ヶ月はママの体力が戻っていないためしっかりケアをする必要があります
育休取得前にやっておいたほうがいい事
僕は管理職なので当然、自分の部署のスタッフがいます。
育休を取ることは早めにわかっていたので育休取得前はとにかく、僕がいなくても回るチームを作ることに専念しました。
具体的には以下を実施しています
- 運用マニュアルの整備
- 運用の脱属人化
- ダブルチェックの体制化
これにより、サービス運用周りは2ヶ月ならなんとかもちます。
運用以外の業務は他部署の管理職に助けを求めた
運用は事前準備をしておけば問題ないのですが、問題は新たな企画の立案や何か問題があった時の判断や対処。
これに関しては他部署の管理職にフォローに入っていただきました。



この方のご協力無しではとても育休なんて取れなかった
育休を取得するにあたって困ったこと
育休を取得するにあたって困ったのはチームの評価や次年度の目標立てです。
ちょうど期の切り替え時期に育休を取得したため、目標や評価の対応には手を焼きました。
本来育休期間中の就労は認められていませんが、目標や評価の対応は自分がする必要があります。
この問題への対処として、以下の流れを取り一時的に就労できるようにしてもらいました。
- 産後パパ育休の取得
- 一時復帰して有休消化
- 育休取得
途中で一時復帰をして、週に2日間だけ、1日あたり4時間だけ働き合計4日間で目標と評価の対応を実施。
有休も溜まっていたのでベストな対処だったと思います。



これは、うちの人事からの提案だったので担当の人事の方にはかなりお世話になりました
育休中の管理職の過ごし方
育休中は当然、育児と家事をしてました。
しかし、育児と家事といっても1日は24時間もあるわけで流石に空き時間があります。
この空き時間に僕は以下のことをやりました。
- ジムで筋トレ
- 管理職に関する本を読み漁る
仕事をしているとまとまった時間を取ることが難しいのでチャンスです。
この期間中にずいぶんと体も仕上がりましたし、管理職の勉強もできました。
ちなみに僕が読んでいたのはこの辺です。
育休を取得してよかったこと
育休を取得して良かったことは我が子と新生児期間をじっくり過ごすことができたことです。
また、上の子の心理的なフォローもできましたし、ママのフォローもできたので家族円満です。



ジムや勉強もしてましたがそこは目をつぶってくれたママにも感謝!
育休取得後の会社の人の反応は?
復帰してからは特に嫌味を言われたりすることもなく自然に職場に戻らせて頂きました。
さすがにこのご時世、嫌な反応はされません。
パワハラとかモラハラ問題になりますしね。
業務面は最初は情報を追うのに少し時間がかかりましたが、2ヶ月分なので大したことはありませんでした。
人事からの嬉しい声
正直、管理職で育休を取る人があまりいなかったようで、人事担当者からは事例ができて他の人も育休を取りやすくなったという声が社内であがってますと嬉しい声をいただきました。
育休を取得して降格になった?
もちろん、育休取得により降格になるとこもありませんし上長の態度も今まで通りです。
昇格、降格はあくまで実績に対する評価で決まりますので育休などの家庭の事情で降格になることはありませんでした。
復帰後の働き方はどうしてる?
復帰後の働き方は正直変わりました。
家には3歳児と新生児がいるのであまり遅くまで残業をしているわけにもいきません。
朝は早起きして1日のやる事、やらない事を整理。
お昼休憩も削りながら定時上がりを続けています。



復帰前より仕事の生産性がかなり上がりました
まとめ
上場企業の管理職ですが特に大きな問題も無く2ヶ月間の育休取得ができました。
中には育休を半年とる人もいますが僕は2ヶ月くらいがちょうど良かった。
仕事と家庭のバランスをうまく保てたと思っています。
管理職だけど育休をとるか迷ってるという人がいたら僕は迷わず取得するようにおすすめします。