Webデザイン初心者の頃、僕は何をすれば良いのか全くわかりませんでした。
何から手をつければ良いのかも分からず手探り状態。
きっとWebデザイン初心者さんはみんな同じスタートを切ると思います。
この記事では僕が実際に初心者の頃に何から始めたのか丁寧に解説をします。
Webデザイン初心者向け基本知識
Webデザインとは
まずは全体の目線合わせのためにWebデザインの基本知識についてお話しておきます。
Webデザインと聞かれて真っ先に思い浮かぶのはWebサイトをデザインすること。
では、Webサイトをデザインするとはどういう意味でしょうか?
僕は大きく分けると3種類あると思います。
- 視覚的なデザインをする
- Webサイトの構造をデザインする
- UX・UIをデザインする
Webデザイン初心者さんがまずイメージしやすいのが視覚的なデザインをするところですね。
ビジュアルデザインとも呼びますがクライアントのブランドを適切に表現できるようなデザインを提供することをいいます。
しかし、Webサイトはビジュアルデザインだけでは作れません。
ここで気にしてほしいのはなぜクライアントはWebサイトを運営するのか?
Webサイトを運営する目的があるはずです。
その目的を達成させる手助けをするのもWebデザインには含まれています。
具体的には情報を整理してどのような順番で何を見せていくのか考えます。
またその、Webサイトの訪問者が快適にWebサイトを閲覧するためにはどのようなユーザーインターフェース(UI)であるべきかも考えるわけです。
このような情報設計やUI設計、ビジュアルデザインの他にもWebサイトをインターネット上に表示させるためのコーディングも必要です。
Webデザインという言葉の中には様々な役割があることを覚えておいてください。
デザイナーとコーダーの違い
担当領域が広いWebデザイナーの仕事ですが、デザインとコーディングの業務を分けている会社もあります。
いわゆるデザイン部分をデザイナーが行い、インターネット上にWebサイトをアップするために必要なコーディングをコーダーがやるというすみわけです。
しかし、実際の現場では基本的に両方できる人が重宝される方が多いように感じるので両方できるようになっておきましょう。
もちろん、その中でも得意領域をもつのは良いと思います。
両方できるけど私は特に「目的を達成するためのWebデザインを作るのが得意です」という得意領域を持っていると自分のアピールにもなります。
Webデザインに必要なスキル
Webデザインを行うには以下のスキルが必要です。
- コミュニケーションスキル
- 情報設計スキル
- デザインスキル
- ユーザー理解スキル
- コーディングスキル
- プログラミングスキル
- サーバー、ドメイン管理スキル
網羅的に書きましたが基本的にはクライアントから依頼を受けてインターネット上にWebサイトを表示してクライアントの目的を達成させるところまでが仕事内容です。
Webサイトは更新などの管理がしやすいようにWordPressなどのCMSを使うことが一般的です。
そのため、一部php、JavaScriptの知識が必要になることも多々あります。
Webデザインの仕事を始める方法
Webデザインを学んでいざ仕事を始まる時にはいくつかのやり方があります。
- 知人のブログを立ち上がる
- クラウドソーシングで依頼を受ける
- 派遣やアルバイトの仕事を探す
- 未経験OKな制作会社に就職する
- フリーランスとして仕事を受注する
仕事については、自分のスキルや環境にあった仕事の始め方をすれば良いと思います。
僕はアルバイトからこの業界に入り込みました。
アルバイトの後はWeb制作会社に就職しましたがその時にはポートフォリオ(自分の作品集)を作成して自分を売り込むことはしました。
僕がWebデザイン初心者の頃にやった7つの事
前置きが長くなりましたが本題です。
僕が実際にWebデザイン初心者だった頃にやったことを7つ共有します。
PCとデザインソフトを準備した
PCとデザインソフトがない事には何も始まりません。
PCは最初WindowsかMacでかなり悩みましたが僕はMacにしました。
結論どっちでも良いのですがMacを使っていた方がかっこいいのでMacにしたぐらいどっちでも良い話です。
実際の現場でもどちらか好きな方を使える環境を会社が用意してくれていることが多いです。
就職をする場合はWindowsで使い慣れていた方が無難ではあります。
僕が入社したWeb制作会社はWindowsしか選択肢がありませんでした。
市販の教材を購入した
Webデザイン本当の初心者時代は書籍も買っていました。
書籍があると全体像を把握するのに役立ちます。
まずは書籍に書いてあることをそのまま実践してみる。
そうするとある程度作れるようになってくる。
作れるようになってきたらあとは分からないことをWebで検索して調べながら作るフェーズに移行できます。
あと、デザイン系の話はWebで検索するより書籍を買ってしまった方が早いです。
ノンデザイナーズブックひとつ読んでおけば十分です。
デジタルハリウッドに入学した
やはりプロから学んでいるかどうかで成長のスピードが段違いです。
僕はデジタルハリウッドの短期コースを受講して最速でWebデザイナーになりました。
今はデジタルハリウッド以外にもUdemyなどのオンラインで学べるプラットフォームもあるので活用できるならした方がいいかなと思います。
レイアウトと配色の勉強をした
Webデザインをするにはデザインの基礎としてレイアウトと配色の勉強もしました。
レイアウトは先述したノンデザイナーズブックを読んでおけば十分です。
配色は正直、勉強するのが難しいかもしれません。
僕はカラーコーディネーター2級を大学時代にとっていたので配色の基礎知識がありました。
資格取得をしておくと就職時のアピール材料のひとつにはなるのでおすすめです。
HTMLとCSSの勉強をした
Webサイトをインターネット上にアップロードするためにはHTMLとCSSの知識が必ず必要になります。
これは、書籍で全体像や大事なポイントをざっくり把握した後、作りながら調べるやり方が最も早くできるようになるコツです。
WordPressの勉強をした
最近のWebサイトのほとんどはWordPressなどのCMSが入っています。
普及率が最も高いのがWordPressです。
これも書籍で全体像を把握した方が良いです。
あとは書籍を片手にとにかく作ることが最も早くできるようになるとコツです。
自分のブログを制作した
一通りWebデザインの基礎知識を得てある程度作れるようになったら自分のブログをWordPressで作りました。
今はデザインテーマが普及してますがそういったテーマは使わずにデザインから全てゼロベースで作ります。
これを一度経験すると、WordPressの仕組みが理解できるようになるので今後が楽です。
就職時アピールポイントとしては高い評価が得られると思います。
一人前のWebデザイナーに最速でなる方法
Webデザイン初心者の頃はデザインを作っても素人感がどうしても出てしまいます。
なんか違うんだけど、どうすればよくできるのか分からない状況に誰しも頭を抱える時期があります。
一人前のWebデザイナーになるためにはとにかくプロが作ったWebサイトやデザインを研究することです。
僕はプロが作ったWebサイトをトレースする練習をしていました。
トレースとはそっくりそのまま同じデザインを作ることです。
トレースをしているとデザインの感覚が養われていきます。
初心者の頃はトレース練習は本当におすすめです。
Webデザイン初心者が学習にかかる期間
僕の場合、半年でWebデザイナーになれました。
専門スクールや学習プラットフォームを使える前提であれば半年あれば十分です。
あとは現場に出てがむしゃらに働いている間にスキルは身についていきます。
僕も学習をしていた頃のスキルは素人レベルでした。
就職をして仕事を受けるたびにスキルがどんどん上がっていくものです。
まとめ
Webデザイン初心者の人に伝えたい重要なことは3つだけです。
- 書籍で全体像を把握すること
- 実際に作りながら調べてアウトプットすること
- プロのWebデザインをトレースすること
とにかく手を動かす時間をたくさんとりましょう。
人一倍そこに時間をかけた人ほど良いWebデザインを作れるようになります。
最初のステップは書籍で全体像を把握することですね。
改めておすすめ書籍を貼っておきますので参考にしてください。