Obsidianは、そのままでも高機能ですが、プラグインを入れることで作業環境はまるで別物になります。
ただ、はじめての人にとって「どこをクリックすればいいのか」「有効化のタイミングはいつか」は意外と分かりづらいもの。
この記事では最新UIキャプチャ付きで、プラグインの入れ方を最短ルートで解説します。
余計な迷いを排除し、あなたのObsidianを今日から一段上のツールへ進化させましょう。
Obsidianのプラグインとは?
Obsidianのプラグインは、アプリの機能を後から追加・拡張できるモジュールです。
標準のままでもノート作成やリンク管理はできますが、プラグインを入れることでカレンダー表示やタスク管理、ノートの自動整理など、作業効率を一気に引き上げる機能が使えるようになります。
コアプラグイン(Core Plugins)
- Obsidianに最初から内蔵されている機能
- 「デイリーノート」「テンプレート」「バックリンク」など
- 安全性が高く、設定画面からON/OFFを切り替えるだけで使える
コミュニティプラグイン(Community Plugins)
- 世界中のユーザーが開発・公開している追加機能
- カレンダー、タスク管理、データベース表示、マインドマップ化など幅広い
- 導入には「制限モード」を解除する必要がある
- 外部コードなので、安全性の判断は自己責任
Obsidianプラグインの入れ方【最新手順】
ここでは、Obsidian最新版(v1.8系)の画面に沿って、コミュニティプラグインの導入手順を解説します。
キャプチャの赤枠部分をクリックしながら進めれば、迷わず設定できます。
1. 設定画面を開く
画面左下の歯車アイコンをクリックして、設定を開きます。
2. 「コミュニティプラグイン」セクションへ移動
設定画面左のメニューから「コミュニティプラグイン」を選択します。
3. 制限モードを解除

初期状態ではセキュリティ保護のためコミュニティプラグインが無効化されています。
「コミュニティプラグインを有効化」をクリックします。

この操作で、公式外のプラグインを導入できるようになります
4. プラグインを探す
「閲覧」ボタンをクリックすると、公式ディレクトリが表示されます。


検索バーにキーワードを入力して目的のプラグインを探しましょう。


5. インストールする


プラグインの詳細ページを開き、「インストール」をクリックします。 インストールが完了したら、すぐに「有効化」ボタンを押して有効化しましょう。



有効化を忘れると機能が反映されません


6. 設定を調整する


多くのプラグインはインストール後に独自の設定画面を持っています。
必要に応じてオプションを変更し、自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズしましょう。
7. プラグインの更新方法
Obsidianはプラグインの自動更新を行わないため、定期的に手動で更新チェックをします。
設定 → コミュニティプラグイン → 現在インストールされているプラグインから「アップデートを確認」をクリックして更新するようにしましょう。


この手順に沿って設定すれば、初めてでも安心してプラグインを導入できます。
次は、実際におすすめできる初心者向けプラグインを紹介します。
おすすめの初心者向けプラグイン【2025年版】
プラグインは数百種類以上ありますが、初心者がまず導入して効果を実感しやすいのはこの5つです。
いずれも無料で、Obsidian公式ディレクトリからすぐにインストールできます。
1. Calendar
月間カレンダーから日付をクリックすると、その日のデイリーノートを一発で開けます。
日記や作業ログを習慣化したい人にぴったり。
2. Periodic Notes
日・週・月・年単位のノートをまとめて管理できます。
振り返りや週次レビューのテンプレートを組み込むと効果倍増。
3. Dataview
ノートをデータベースのように集計・検索できる高機能プラグイン。
「タグ別に記事一覧を出す」「期限が近いタスクだけ表示する」といった使い方が可能です。
4. Templater
テンプレート機能を強化し、日付や時間、特定のテキストを自動で挿入できます。
日報やミーティングメモなど、定型フォーマットの作成時間を大幅短縮。
5. Tasks
ノート内にタスクを書くだけで、期限設定や繰り返し管理ができます。
「別ツールのToDoリストはもう不要」という声も多い定番プラグインです。
これらはすべて軽量かつ安定性が高く、初期設定もシンプル。
まずは1〜2個試して、自分の作業フローに合うものだけ残していくのがおすすめです。
さらに、タスク管理・情報整理・発想支援など、ジャンル別に厳選した15個のおすすめプラグインもまとめています。
幅広く比較して自分に合うものを見つけたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
プラグイン利用時の注意点
Obsidianのプラグインは便利ですが、無制限に追加すればいいというものではありません。
導入前に、次のポイントを押さえておきましょう。
1. 外部コードなので自己責任
コミュニティプラグインは公式が動作保証しているわけではありません。
信頼できる開発者やレビュー数の多いプラグインを選びましょう。
2. 入れすぎは動作を重くする
便利だからと大量に入れると、起動や検索が遅くなります。
まずは必要最小限から始めて、徐々に追加していくのが安全です。
3. アップデートで動かなくなることもある
Obsidian本体のバージョンアップにより、プラグインが一時的に使えなくなる場合があります。
定期的に更新を確認し、問題が出たら一旦無効化して様子を見ましょう。
4. モバイル版では動かない場合がある
すべてのプラグインがスマホやタブレットに対応しているわけではありません。
モバイル環境で使いたい場合は、事前に対応状況を確認しましょう。
ポイントは「必要なものだけ厳選する」こと。
不具合や動作遅延の原因を減らし、快適な作業環境を保てます。
よくある質問(FAQ)
Q1. プラグインが表示されません。どうすればいいですか?
A. 「設定 → コミュニティプラグイン」で制限モードが有効化になっているか確認してください。
それでも表示されない場合は、Vaultの場所やネット接続を確認しましょう。
Q2. モバイル版Obsidianでもプラグインは使えますか?
A. ほとんどのプラグインはモバイル版でも動きますが、一部はPC専用です。
スマホで使う場合は、設定画面でプラグインの有効化を確認してください。
Q3. GitHubから直接インストールできますか?
A. 可能です。GitHubからプラグインのファイル(main.js
、manifest.json
など)をダウンロードし、Vaultの.obsidian/plugins/
フォルダに配置してください。
ただし公式ディレクトリ経由よりも手間とリスクがあります。
Q4. プラグインは無料ですか?
A. 基本的には無料ですが、開発者への寄付やサポートを受け付けている場合があります。
便利だと感じたら開発者を支援すると、長期的な更新にもつながります。
Q5. プラグインの数はいくつまで入れられますか?
A. 技術的な上限はありませんが、動作速度や安定性を考えると10〜15個程度が現実的です。
まとめ
Obsidianのプラグインは、ちょっとした追加で作業効率や使い勝手を大きく変えてくれます。
今回紹介した手順を使えば、初心者でも迷わずプラグインの入れ方をマスターできます。
- 「設定 → コミュニティプラグイン」で制限モードを解除
- 閲覧から探してインストール → 有効化
- 必要に応じて設定をカスタマイズ
- 動作が重くなったら不要なプラグインは無効化
まずはCalendarやTasksなど、軽くて使いやすいプラグインから試すのがおすすめです。
少しずつ環境を整えていけば、Obsidianはあなた専用の最強ノートツールに育っていきます。