気になる記事を見つけても、ブックマークに入れっぱなしで二度と見返さない…。
調べ物をしているうちに、どのサイトを参考にしたのか分からなくなる…。
そんな経験、ありませんか?
Notionを使っている人なら、この悩みを一気に解決してくれるのが 「Notion Web Clipper」 です。
ワンクリックでWebページをNotionに保存し、あとから整理や活用ができるので、情報収集がぐっと効率的になります。
この記事では、初心者でもすぐに使い始められるように
- インストール方法
- 基本的な使い方
- 活用事例
- Save to Notionとの違い
- 注意点やトラブル解決
までまとめて解説していきます。
Notion Web Clipperとは?
Notion Web Clipper は、気になるWebページをワンクリックでNotionに保存できる公式の拡張機能です。
インストールすると、ブラウザのツールバーにNotionのアイコンが追加されます。
見ているページをそのままNotionのデータベースやページに送り込めるので、「あとで読みたい記事」や「調べ物の記録」を簡単にストック可能です。
特徴は以下のとおり
- 無料で使える(Chrome、Firefox、Safari対応)
- スマホからも利用可能(iOS/Androidの共有メニューにNotionが追加される)
- 保存先を自由に選べる(既存のページ・データベース/新規作成)
- 保存後に編集できる(タイトル変更、タグやコメントの追加)
つまり、「記事を見つけたらとりあえずNotionに入れておく」習慣を作ることで、情報が散らからずに整理できるようになる便利ツールです。
インストール方法
Notion Web Clipperは、公式が提供している拡張機能なので、数分で導入できます。
対応しているのは Chrome・Firefox・Safari の3種類。
ここではChromeを例に説明します。
手順
ポップアップが表示されたら[拡張機能を追加]を選択。
![[Chromeに追加]をクリック](https://tomotaku.net/wp-content/uploads/2025/09/notion-web-clipper_12.png)
ツールバーの右上にNotionのロゴが追加されます。

初回だけ、ワークスペースの選択とログインが必要です。
保存したい先(個人用ワークスペースやチームのスペース)を指定しておくと便利です。

これで準備完了。次からは、気になるページを開いてアイコンをクリックするだけでNotionに保存できます。
基本的な使い方
Webページを保存する手順(PCブラウザ)

既存のページやデータベースを指定
新しく「Webクリップ」用のデータベースを作ることも可能

そのままでもいいですが、タイトルを編集することもできます

数秒でNotionに反映されます
![[ページを保存]をクリック](https://tomotaku.net/wp-content/uploads/2025/09/notion-web-clipper_4.png)
保存したページは、Notionアプリやブラウザ版からすぐに開いて確認できます。
モバイルアプリでの使い方(iOS/Android)
- iOSは 13.0以上、Androidは 7.0以上 が対応条件
- スマホからも同じようにタグやコメントを追加できるので、外出中のリサーチにも便利
活用事例(初心者でもできる使い方)
Notion Web Clipperは「ただ記事を保存するだけ」ではもったいないです。
ちょっと工夫すれば、日常や仕事で役立つ情報整理ツールになります。
調べ物の整理に
- 勉強や仕事で調べた記事を1つのデータベースにまとめる
- タグで「仕事」「プライベート」「参考資料」など分類しておくと後から探しやすい
ブログやSNSのネタ集めに
- 気になったニュース記事や面白いアイデアをクリップ
- 後で振り返って記事執筆や投稿の参考にできる
読書リスト・買い物リストに
- 読みたい本の紹介ページを保存して「読書リスト」データベース化
- 欲しい商品のページを保存して「買い物候補リスト」に入れておく
情報整理ルールを決める
- 保存したページは必ず「タグを1つつける」など、自分ルールを作ると混乱しない
- 例えば「今日読んだ記事」「アイデア」「リサーチ」など用途別に分けると便利
注意点とトラブル解決
データベースが表示されない
Web Clipperで保存先を選ぶときに、使いたいデータベースが見つからないことがあります。
対処法
検索バーで探すか、一度Notion側で対象データベースを開いてから試すと反映されやすいです。
ページ本文が保存されない
場合によってはURLとタイトルだけが保存され、本文が反映されないことがあります。
対処法
そのときは手動で追記するか、本文コピー&ペーストで補完しましょう。
保存内容をすぐに確認したい
保存したのに反映されているか不安になる人も多いです。
対処法
「保存完了」後の画面に出る[Notionで開く]をクリックすれば即確認できます。
対応環境の制限
- モバイルで利用するには iOS 13.0以上/Android 7.0以上 が必要です。
- 古いOSだと共有メニューにNotionが表示されないことがあります。
Save to Notionとの違い
「NotionにWebページを保存する拡張機能」としては、Notion Web Clipper のほかに Save to Notion という人気拡張機能もあります。
両者の特徴を比べてみましょう。
Notion Web Clipper
- 公式が提供する拡張機能
- ワンクリックでシンプルに保存できる
- タイトル・コメント・タグをつけられる
- ページの本文をそのまま保存できる
- 初心者でも迷わず使える
Save to Notion
- 有志が開発した拡張機能
- 保存先データベースの「プロパティ」を細かく設定できる
- 例:チェックボックス、ステータス、画像アップロードなど
- 保存時点でカスタマイズできるので整理しやすい
- 反面、設定がやや複雑で慣れが必要
どちらを使うべき?
- 初心者:まずは公式のNotion Web Clipperで十分。動作が安定していて導入も簡単。
- 慣れてきた人:情報整理を細かく設計したいならSave to Notionを併用すると便利。
まとめ|Notion Web Clipperで情報収集を効率化しよう
Notion Web Clipperは、気になるWebページをワンクリックでNotionに保存できる便利なツールです。
インストールも数分で終わり、保存した情報はあとからタグ付けや整理ができるので、「あとで読みたい」「調べた記事をまとめたい」といった悩みをスッキリ解決してくれます。
さらに、ブログのネタ集めや買い物リスト、リサーチ用データベースなど、工夫次第で使い道はどんどん広がります。
より高度に整理したい人は、Save to Notionとの使い分けを検討するのもアリです。
まずはNotion Web Clipperをインストールして、気になる記事をひとつ保存してみてください。
その瞬間から、あなたの情報収集はぐっと効率的に変わるはずです。